台風15号が秋雨前線を刺激して
本日、四国は大雨だ。
台風12号で崩れた山の斜面が、またゆるくなりそうで心配だが
明日も雨のようなので
山には近づかない方が良いのだろう。
台風の後片付けがまったく手つかずのままで、気になるけれども
仕方がない。
お天気が相手のことなので。
その代わり、新しい土地に運んだプランターのバジルや鬼あきたは
この大雨でドッサリと水分補給ができたことだろう。
先週末、水遣りに行ってみたら
まる1週間雨が降っていなかったものだから
バジルは葉っぱがしおれて「あわや」という感じだったのだ。
あわてて水をかけたけれど
元気を取り戻してくれているだろうか。
その「あわや」だったバジル。
これは、市内の自然食料品市場で買ったもの。
自分でも種まきして、2株、鉢植えで育てているけれども
どうも土作りが今年は上手くいかなかったらしくて
育苗中はいいのだが、鉢に定植したとたん元気を失う。
2回、
種まきをやり直して、それでも元気良く育たなかったのだから
今年のバジル栽培は、どうにも失敗・・・・・。
バジル・ソースを作らない夏なんて、耐えられない
という夫は
なかなか大きく育たないバジルの鉢を前に
ジリジリしていたのだった。
・・・・・で、
8月後半に入り、とうとう
「今年は、もう買おう」
と、バジル・ソース用のバジルを買うことを提案した夫。
ところが、
「買おう」
と思ってお店を回りだすと
無いものなんですね。
バジル・ソースを作れるくらいの
ドッサリのバジルの葉って。
買う気が無い時は、
自然食料品店や産直市場で何度も目にした気がするのに
買おうとしたら、これだ。
そして、探しているうちに日はさらに過ぎ
このままでは、手作りバジル・ソースでパスタを食べないまま
夏が終わってしまう~~~~~!!!!!
と、
私は「まあ、それはそれでしゃあないわ」と平気だったが
夫は内心、そうとうあせっていたに違いない。
これまで、存在は知っていたけれども、一度もたずねたことの無い
自然食料品市場へ
わざわざ寄ってみたのだからして。
結果、そこの市場にバジルはあった。
いえ、
正確に言えば、そこには無かった。
ただ、夫がお店の方に「バジル、無いんですか?」
とお聞きしたところ、
「あります。来週、持って来てあげますよ」
とのこと。
その市場は、香川県の山間部で「レールサクレ」という
ガーデニングのお店兼、自然食のカフェ兼、
無農薬のハーブガーデン&農園を経営されている女性が、
出店のような形で開いている市場。
なので、
来週末、ハーブガーデンからバジルを持って来てあげる
とのことなのだった。
しかも
ハーブガーデンで育てているバジルを、鉢に植え替えて
1株まるまる持って来てくださると言う。
「えっ。・・・・・なんだか申し訳ない・・・・・」
と言う私に、オーナー、
「いえ、これからは、そういう売り方をしていこうと思ってるんです」
つまり、1株まるごと買って、
それを自宅で育てながら、夏中バジルを楽しんでもらおう
ということらしい。
ハーブ類は、皆、そういう売り方にしていこうと思う
とおっしゃっていた。
確かに、
たま~~~~~にバジルを1枚、2枚、使うのならともかく
パスタにジャンジャン使いたい派には
夏中、摘み取れるバジルは魅力的だろう。
もちろん、他のハーブ類も。
と、
オーナーの考え方に共鳴した我々は、
翌週末、もう一度、その市場を訪ねたのだった。
すると
想像以上に大きくて立派なバジルの株が、
大き目のポットに植え替えられて我々を待っていた。
無農薬有機栽培の、実に立派なバジルだった。
料金は、1700円也。
これを高いと思うか、安いと思うか
人それぞれだろうけれども
そのバジルで3~4回分のバジル・ソースが作れた上
今も元気で(たぶん)我が家の新しい土地にいるわけだから
私には高いとは思えない。
シーズン終了後、ポットを返しに行ったら200円払い戻してくれるというし
良心的なお値段ではないかな
と思った。
さて、そのバジルで作ったバジル・ソースだが
これが本日の記事のタイトル。
今年は松の実の代わりに「ヒマワリの種」を使ってみた夫である。
以前、
松の実の買い置きが無く、胡桃で代用したらば美味しくできたバジル・ソース。
ならば、カボチャの種でもできまいか?????
と炒ったカボチャの種で、チャレンジ。
これも、
じつに美味しくできたのだった。
ではでは、
ヒマワリの種ではどうだ?????
と、今年は、炒ったヒマワリの種でジェノベーゼを作ってみたのだが
これも美味しくできました。
油分多い種や木の実なら
たぶん、なんでもイケるのではないか?
私の勘では、落花生やカシューナッツ、アーモンドでも出来るはず
なのだが。
もちろん、松の実バージョンと食べ比べたら
厳密には味が違うのだろうが
自家製の場合
作ったソースを使い切るまで、次のは作らないから
2皿並べて食べ比べることはありません。
よって
作ったやつが美味しかったら、それでOKなのさ。
というわけで、完全自家製とは言えないものの
無事に食べることが出来た、手作りジェノベーゼ。
来年は、新しい土地の新しい畑で
ワッサワサにバジルを茂らせ、是非作りたいものです。
もちろん、
レールサクレで育った立派な無農薬バジルから、
種を採り、育てて。