これは、2週間前、
秋を探しに山に入った際、採った柿で作った干し柿である。
まだ採るにはちょっと早いような実ばかりだった中、
1個だけ良い色に染まった柿があり、夫が棒を伸ばして採ったのだ。
渋柿なので、当然、干すのが目的で採ったのだけれども
私は、その時、
採るのを押し留めようとしたのである。
理由は、その日の天気が下り坂で、夜からは雨、
そして、その翌日も、かなりまとまった雨になるだろうと天気予報が言っていたこと。
それから、
もう10月とは言え、
日中は、まだまだ気温が25℃前後まで上がっていると言うこと。
湿度と言い、気温と言い、
今、採って帰っても干し柿にするにはちょっと・・・・・・・・・・
お天気がむかないんじゃないか?
と思ってのことだったのだ。
が、
私の説得もなんのその。
去年、柿の不作で干し柿を作れず、クヤシイ思いをした夫は
なんとしても、干し柿を作りたかったらしい。
「1個くらいええやんか」
と私を押し切り、ゲットした柿を↑のように、ベランダの軒先に吊るしたのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・あれから2週間。
柿は、それなりに水分も抜け、干し柿になったように見える。
干す前に、ちゃんとホワイトリカーで拭いたから、
カビてるようにも見えないし・・・・・・・・・・。
が・・・・・・・・・・・・・・・。
私は食べる気にはなれないのである。
天気予報通り、柿を干した日の夜から、高松は、結構な雨が降った。
翌日は、まるで梅雨の時のような、1日中の雨。
翌々日は、パァーッと晴れたけれども
おかげで気温はグングン上がって、最高気温は27℃に。
・・・・・・・・・・吊るした直後にそういう日が続いて
・・・・・・・・・・傷んでないのか?柿。
腐敗しているようには見えないけれども
でも、見た目じゃわからないこともあるし。
同じように、
食べられるのか?食べちゃいけないのか?
で迷っているものが、もうひとつ、我が家にはあるのである。
やはり2週間ほど前に漬け込んだ、ゴーヤの漬物。
下漬けしないで、直接ビンの中にゴーヤと塩と砂糖を入れて漬ける
というやり方なので
「上手く水が出るかなぁ・・・・・?」
と、ちょっと不安だったのだけれども
心配した通り、水がなかなか上がらなかった。
↑の写真の水位までは順調に上がったのだけれども
そこから、サッパリ上がらないのだ。
レシピの本には、
「1~2日で水が上がってくるから、水はそのままにして冷蔵庫で保存する。
水面から、ゴーヤが出ないようにして保存すること」
なんて書いてあり、水が上がってくれないことには、どうにもならないと言うのに。
仕方がないから、追加で塩を足してもみたが
状況は変わらず。
とうとう、漬け始めて6日たったところで
「もう、これ以上は待つわけには・・・・・」
と、水面から出ているゴーヤを、取り除いた。
あれから、今日で、約1週間たつ・・・・・・・・・・・・・・・。
これが、今、現在のゴーヤの漬物である。
本には「漬け込んで、2週間くらいすると食べ始められる」
と書いてはあったのが・・・・・・・・・・。
う~~~~~~~~~~ん。
なかなか水が上がらなかった。
あの時、雑菌がわいたりしてないんだろうか??これ。
それを防ぐためにも、梅干しを乗せてあるわけだけれども
・・・・・ホントに、ちゃんと出来ているんだろうか???
何も知らずに、この漬物を見れば
見た目には、怪しげなところは何も無い。
フタを開けても、不安をかきたてるような妙な臭がするわけじゃなし。
しかし、
干し柿のところでも書いたけれども
見た目じゃわからないこともあるし・・・・・・・・・・。
けれども、
自分で育てた野菜を使って、自分で作った保存食を食べない
というのもクヤシイ話だ!
なので、とりあえず食べてみることにした。
ただし、
もう2週間待ってみよう
とも思った。
何故なら
もう2週間も待てば、腐っているなら腐っているものらしく
カビが生えるとか、
見た目が、いかにも怪しくなるとか、
「これは、いかんわー」的な臭いを発し出すとか、
糸を引くとか、
何か、サインが現れるんじゃないかな、と思うから。「ダメです!」と言う。
というわけで、
2週間後の毒味に向けて、私は、ただ今、腸をきたえているところだ。
万が一、悪い菌がわいていたとしても負けないように、と
味噌汁を飲み、
糠漬けを食べ、
カスピ海ヨーグルトを食し、
そのうえ、毎食後、ビオフェルミンを飲んで
腸内の善玉菌を増やすことに、日々務めている。
干し柿は・・・・・・・・・・
もう、私の責任外だと思うので、夫になんとかしてもらうとして
さて、2週間後、
漬物は、どうなっているでしょうか??
梅や、ショウガのように抗菌力のあるものならいざ知らず、
自分で作る保存食と言うのは、私にとっては、なんだかものすごく不安なもの。
特に、今回のように、初めて作るものは・・・・・・・・・・。