これは、昨年の晩秋に収穫して粉に挽いた、我が家のウコン粉である。
全部収穫し終わり、粉に挽き終えた時点で、これだけの量になった。
手前のボールペンの大きさと比較しても、
袋の大きさは、結構大きい。
かなりの量のウコン粉である。
これで、充分、今年の収穫期まで「もつ」はずだったのだが・・・・・・・・・・。
どうも、夜中に小人でも出てきてウコンをなめているのか?
先日、
これだけあったウコンの粉が、とうとう底をつき、
あわてて農産物直売所に、買いに走るはめになってしまったのである。
「これだけあれば、絶対にもつ!」
と、夫と高笑いしていた昨年だったのに・・・・・・・・・・。
どうやら、「たくさんあるんだから」
と、安心しきって、ティースプーンに山盛りにしてお湯に溶かし
どんどん飲んでいたのが災いしたようである。
いい気になって飲みすぎた我々もバカなのだが
まったく、
1年分を作るのは難しい、と思う。
こちらは、今年、初めてやってみた「梅仕事」の色々。
左手の黒い液体が、梅しょう油。
その隣の褐色の液体が、梅サワー。(酢と三温糖に青梅を漬けたもので、
梅仕事の本には、これを<梅酢>と呼んでいるものもあるけれど、
それだと梅干しの梅酢とゴッチャになるので、私は<梅サワー>と呼んでいる)
そして、右手の透明の液体が、梅酒2種。
・・・・・なのだけれども、
正直言って、この梅しょう油と梅サワー、
仕込んだは良いけれど、こんなにたくさん、使いきれる・・・・・??
なんて不安に思っていたのだった。
しかし、
真夏になって、ミョウガの甘酢漬けや、ゴーヤの甘酢和えを、梅サワーで作り出すと
あっっっっっ!と言う間に、無くなる無くなる。
本当に、またたく間だった。
梅しょう油の方も、
青ジソが大量に採れ出して
「ちょっと、梅しょう油で、シソを漬けてみようか」
なんて漬けてみたら、
一気に残り少なに。
・・・・・・・・・・しまった!こんなことなら、
この3倍は仕込んでおくのだった!
と、梅しょう油と梅サワーに関しては、
地団駄踏んでいる今日この頃である。
まったく、1年分を作るのは難しい。
同様に、干しシイタケ。
でっかい袋がパッツンパッツンに満杯になるくらいの量が出来て
「ん、もぅ~~。かさばって、冷蔵庫の中で邪魔じゃないの」
とヘラヘラ笑っていた日々が、幻のよう・・・・・。
今や、片手の手のひらに1杯分くらいしか残っておらず、
これも、
調子に乗ってどんどんどんどん食べた私がアホだったのだが
どうやら、次の収穫(多分12月)まで、持ちそうにもないのだった。
・・・・・・・・・・逆に、残ってしまっているものもある。
↓これは、去年、栽培した鷹の爪で作った七味。正確には五味唐辛子。
ご覧のように、
たいした量は
作らなかったのだけれども
今年の3月3日に作って、半年とちょっと経った
今現在、
これが、半分も減ってや
しないのだ。
これは、「バンバン使う」類のものではないせいもあるだろうけれど、
・・・・・・・・・・考えてみれば、
もともと我が家は、そんなに七味を使う家ではなかったのだった。
普通の<ハウス>や<SB>のビン入りの七味唐辛子も、買ったが最後、
5年でも6年でも、
使い切れずに棚に残っているという・・・・・・・・・・・・・・・。
なので
自家製五味唐辛子を作ってみたところで
冬場のけんちん汁と豚汁のシーズンが終われば、使用量はグッと減り、
後は、
ネットのお友達のかずさんに教えていただいた
<焼きのりを千切ってごま油で炒めたものに、塩と七味で味付けした酒の肴>
(メチャクチャ美味しい!↑)
を作る際にふりかけるくらいで、
ホント、いよいよ減らないまま、ここまで来てしまったのだった。
もちろん、
これから寒くなって行けば、またけんちん汁も豚汁も作るのだけれど
その際は
今、収穫期に入っている、今年の鷹の爪があるわけだし・・・・・・・・・・。
無理して古い五味を使わなくても、ねぇ・・・・・?
ああ、でも、使い切れずに捨てるのは、
なんとももったいなーーーーーい!!!!!
と言うように、
つくづく
<我が家にとってベストの1年分の食糧>を作る難しさを
感じている今日この頃。
↑の鷹の爪にしたって、五味唐辛子を作るのには充分すぎる収穫だけれども
「1年分のペペロンチーノ用」として考えたら、
とてもじゃないけど、足りやしない。
畑に、まだ5~6本、青いのが残っていたけれど
5~6本足したところで、てんで。まだまだ。
この3倍はないと・・・・・なのである。
多分、何年も作物を栽培し、保存食を作り続けて
「このくらいかな?」というのが、わかってくるのでしょう。
もちろん、
「このくらいのペースで食べれば良し」というのも。(とほほほ)
バカ食いはいけませんね。ええ。
バカ食いは。
「足りないから、ちょっとスーパーに」
というわけにはいかなかった昔。
1年分の食糧を準備する、というのは、もっともっと真剣で
切実なものだったんだろうな
と思います。
私が、前述したのなんか、ほとんどが嗜好品だけれども
米、麦、味噌、イモなど、主要な食料を1年分確保する。
それは、
生き死にに関わる、とても大切な知識だったのだろうな
としみじみ感じている、今日この頃です。
青ジソのしょう油漬け、もっともっと作っておこうかしら・・・・・・・・・・?