年末の片付け、お正月の準備にと、皆様、忙しくしておられることと思います。
私も、今月に入ってから
今日はここ、明日はこっち、ほんでもってあさっては・・・・・
とチビチビと掃除を進めたり
実家の大掃除に行ったりしております。
しかし、
月の最初の方に掃除した所などは、
もうすでに、この時期、掃除をする前の状態に逆戻り。
毎年のことながら「ダアーーーーーッ!!」と吠えたくなってくる年の瀬です。
さて、年末年始と言えば、
日頃食べないような、色々な行事食が登場する時。
これは、強力なリーダーのもと、
リーダーの指示通りに、すべての行事食を整えるおうちなら
問題は無いのでしょうが、
我が家は「板長」が二人(夫と私)いる家。
なので、年末年始は、ちょっともめることもあります。
そのひとつが、「年越しそば」。
皆さんのお宅では、食べられるでしょうか?年越しそば。
私は、実家では食べた記憶がありません。
なので、
結婚後も、当然<食べない派>のつもりだったのですが、
・・・・・・・・・・どういうわけか、
夫が食べたがるのですよ。
「どういうわけか」
と言うのは、夫の実家でも、ほとんど食べないそうだから。
しかし、
新しく家庭を構えて、
自分なりに、そういう伝統行事をやってみたくなったのでしょうね。
まあ、それは良いんですが、
問題は、夫が「年越しそば」を<年越しタイム>に食べたがったこと。
つまり、「行く年来る年」なんか見ながら
真夜中にそばを食おうってんですよ。
ちょっと待ってくださいな!!
本来、年越しそばって何時頃に食べるべきものか
私は知りません。
本当に<年越しタイム>に食べるものなのかもしれない。
が、
その場合は、
食べた後、さっそく元旦の初詣に出かけるもんなんじゃないんでしょうか?
真っ暗で寒~~い中、出かけるにあたって
あったかいもので腹ごしらえしてから出よう、と言う。
でも、
我が家は、大晦日はそのままグーグー寝て、
元旦、日が昇ってからヨッコラショと初詣に行く派。
つまり、年越しタイムに年越しそばを食べたら
食べた直後に、もう寝ちゃうと言うわけで、
そんな!気持ちの悪いこと、私はできない!!!!!
胃がもたれる。
食べたものが、全部、身に付く。
翌朝、起きた時、絶対に気分悪いですよ。胸がつかえて。
と言うわけで、この「いつ食べるか?」で、結婚した最初の頃
結構もめた覚えがあります。
1~2回、
私が押し切られた形で、<年越しタイム>に食べたこともありましたが
結局、止めた。
多分、夫も、美味しくなかったんでしょうね。
当然です。
その前に、ちゃんと、いつもの量の夕食を食べているんだし。
そばの入る余地なんか、あるもんか!
しかし、
年越しそばに固執する夫は、あきらめません。
年越しタイムに食べるのが無理なら、大晦日の夕食を年越しそばにしようと言う。
もちろん、猛反対しましたよ!
我が家は、休みの日の夕食は、ほとんどがパスタです。
パスタ、サラダ、ワインの3点セットを
結婚以来、飽きもせず食べ続けている。
だから、夫が年末の休みに入っている大晦日も、当然パスタなんですが
パスタにワインなら、おしゃべりしながらゆっくりと食べられますわよね?
でも、
そばなら??
他の人は知りませんが、
私なら1分30秒で食べきってしまいます。
江戸時代の江戸っ子なら、20秒とかからないんじゃないでしょうか?
ようするに、
そんな「あっ!」と言う間に食べてしまうものを
何を好き好んで、大晦日のディナーに・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・それでも、1回だけ押し切られた形で、やったことはありましたっけ。
年越しそばディナー。
・・・・・結果は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・その後、2度とやっていないという事実が
すべてを物語っていると思います。
だから、そんなの反対!って言ったじゃんよーーーーー!
と言うわけで、もめる行事食「年越しそば」。
このような、ムッとする経験を重ねた後、どうなっているかと言いますと
「ようは、長生きするようにって長いもんを食べたらええんやろー?」
と私が押し切り
大晦日は、昼にうどん、
夜はパスタという平和な年が続いております。
昼にそばでも、もちろん良いんですが
・・・・・はっきり言って、香川県のそばって美味しいわけじゃないんですよ・・・・・。
スーパーや、うどん屋さんで売っている「そば玉」、
つなぎに、なんと「ヤマイモ」が入っているんですよ??
そば粉+小麦粉+ヤマイモで出来てるそばなのですよ。
で、色は黒く、
箸で持ち上げるとブチブチ切れると言う・・・・・
もう、信州や東京の人が見たら、
「これは別の食べ物だ」
と思うくらい、
そばとは思えないそばなんです。
・・・・・う~~ん、田舎そばって、どこもこういうものなのかしら・・・・・??
ともあれ、そんなそばを無理して食わずとも
周りには、美味しい、コシのあるうどんを食べさせてくれる店が
うなるほどある香川県。
我が家から、歩いて行ける距離だけでも、4軒ある。
逆に、
いわゆる「信州そば」や江戸前のそばを食べさせてくれる本格派そば屋さんは
繁華街に数件あるのみ。
もう、この状況なら、誰が考えても
昼は「年越しうどん」。
これで決まりです!
・・・・・ただ、私は「決まり!」と思っていても
夫は、まだ「年越しそば」に未練を感じている気配がある・・・・・。
来る、今年の大晦日、
またぞろ、
「そばは?買わんの?食べんの?」
と夫が言いだすかもしれない。
なかなか、我が家にとっては難儀な行事食です。「年越し◎◎」を何にするか?
と言うのは。
そして、これを無事にクリアしても、元旦には「お雑煮」が・・・・・・・・・・。